手が語る。三十余年の積み重ねが、指先に宿っている。
1990十七歳で銀座の老舗に入り、二十年を修業に費やした。
2010その後独立し、鮨かねみつを構えて十余年。
流行を追わず、江戸前の本流をひたすらに守り続けてきた。
季節とともに変わる仕事の中に、変わらない芯がある。
素材に嘘はつけない。だから私も嘘をつかない。ただ、目の前の方に喜んでいただくことだけを考えて、今日も握る
— 大将